「あんど」について

「失語症」は脳卒中や交通事故などの後遺症で、言葉の能力(話す・聴く・書く・読む)に障害が残った状態を言います。コミュニケーションの障害は、日常生活や仕事・学業の上で不便であるばかりでなく、人間関係を結ぶ上でも壁となり、失語症の人は社会から孤立しがちです。

「失語症会話パートナー」は、失語症の人が抱える悩みや不便さを理解し、意思の疎通を援助する専門ボランティアです。もともとはカナダが発祥ですが、日本でもコミュニケーションのバリアフリーを目指し、各地で養成が始まっています。失語症会話パートナーになるには、養成講座で失語症に関する知識や会話のコツを学びます。

「あんど」は、福岡県内の言語聴覚士(言葉のリハビリの専門職)による団体です。福岡県での失語症会話パートナーの養成と活動支援を目的として、2003年9月に発足しました。人と人をつなぐ「&」と、ほっとする気持ち「安堵」を提供する、という両方の意味を込め、名前を「あんど」と決めました。現在、会員19名で活動しています。

〈連絡先〉and.fukuoka2004@gmail.com  
 失語症会話パートナー養成講座など「あんど」の活動に関するお問い合わせにご利用ください。失語症の治療のご相談など、「あんど」の活動範囲外の内容には対応することができません。ご了承ください。